過払い金請求するとローンは組めない？タイミングを知れば審査は通る

過払い金請求とは？

過払い金請求とは、消費者が金融機関から借り入れをした際に、法律で定められた利息上限を超えて支払った利息（過払い金）を取り戻す手続きのことを指します。これは消費者の正当な権利であり、過払い金が発生する背景には、金融機関の利息計算ミスや法律の理解不足などがあります。

過払い金請求の手続きの流れ

過払い金があるか調べる方法

過払い金請求の手続きは、まず過払い金が発生しているかどうかを確認するために、金融機関に対して借入れの詳細な取引履歴を請求します。取引履歴を元に計算を行い、過払い金が発生していることが確認します。

過払い金を請求する手順

過払い金があることが判明したら貸金業者に対して過払い金の返還を求める書類を送付します。

過払い金請求の手続きに必要な書類や情報は、借入れの詳細な取引履歴や金融機関の情報、自身の個人情報などです。また、過払い金請求を行うときは、時効になっていないか、借金が残っているかどうかを確認する必要があります。

過払い金請求時に借金が残っていると請求時に債務整理したことになり、借金が完済して5年～7年経過しないとブラックリストが解除されないという事態になりかねません。

また、返済中の借金があり、過払い金請求によって借金をゼロにできる場合は、貸金業者の対応によっては信用情報に一時的に登録される可能性があることがあるので事前にすぐに解除されるものか、解除まで時間がかかるものかを相談先の弁護士や司法書士に確認すべきです。

過払い金請求すると起こるリスク

過払い金請求は、過払い金（法律で決まっている15～20％を超える金利）を取り戻す行為です。

これは正当な権利であり、完済した借金に対して過払い金請求を行うと、信用情報機関に事故情報が登録される（ブラックリストに載る）ということはありません。

しかし、返済中の借金に対して過払い金請求を行うと、一時的に信用情報に登録されるケースがあります。

信用情報に影響が出る場合がある

過払い金請求が信用情報に影響を及ぼす具体的な状況は、借金の返済状況によります。

完済した借金に対して過払い金請求を行った場合、信用情報には影響はありません。しかし、返済中の借金に対して過払い金請求を行った場合、手続きが完了するまでは信用情報に一時的に登録されるケースがあります。

信用情報が悪化する(ブラックリストに載る)と、金融機関はその人が返済能力を持っていない、または返済に問題があると判断する可能性があります。

そのため、新たなローンやクレジットカードの審査に通りにくくなる可能性があります。

ブラックリストに載る影響と解除までの期間

ブラックリストに載ると、新たなローンやクレジットカードの審査に通りにくくなります。これは、金融機関がその人が返済に問題があると判断するためです。また、携帯電話の新規契約や賃貸物件の契約も難しくなる可能性があります。

また、ブラックリストからの解除は、一定の期間が経過すると自動的に行われます。

この期間は一般的に完済から5年から7年とされています。しかし、この期間は信用情報機関や金融機関のポリシーにより異なるため、具体的な期間を知るには各機関に問い合わせる必要があります。また、信用情報の改善には、定期的な返済や借入れのない生活を続けることが重要です。

過払い金請求するとローンは組めないのか

しかし、その可能性は完済した借金に対する過払い金請求と返済中の借金に対する過払い金請求で異なります。

完済した借金に対して過払い金請求を行った場合、信用情報機関に事故情報が登録されることはなく、新たにローンを組むことが可能です。

一方、返済中の借金に対して過払い金請求を行った場合、その結果によってはローンが組めなくなる可能性もあります。

過払い金請求をしても借り入れができる仕組み

過払い金請求を行った後のローン審査は、過払い金請求の状況によって影響を受けます。

完済した借金に対して過払い金請求を行った場合、信用情報機関に事故情報が登録されることはないため、新たにローンを組むことが可能です。

しかし、過払い金請求を行った貸金業者から新たに借入れをするのは難しくなる可能性があります。

そのため、新たなローンを組みたい、お金を借りたいというときは他の貸金業者から借入れをすることを検討すると良いでしょう。

過払い金請求した後に住宅ローンは組める？

完済している貸金業者や過払い金によって借金が相殺できる貸金業者に対して過払い金請求をするのであれば、ブラックリストに載ることはないので、住宅ローンの申請をして組める可能性は高いです。

しかし、過払い金請求をしても借金がなくならない業者に対して過払い金請求をしてしまうと債務整理扱いになるため、ブラックリストに載ります。

ブラックリストに載ってしまうとその会社に対して借金を完済し、5年～7年経つまでブラックリストは解除されないので住宅ローンはおろか、自動車ローンやクレジットカード作成や更新といった多くの金融に関する審査に落ちやすくなります。

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過払い金請求した後に自動車ローンは組める？

完済している貸金業者や過払い金によって借金が相殺できる貸金業者に対して過払い金請求をするのであれば、ブラックリストに載ることはないので、自動車を購入するためにローンを組める可能性は高いです。

しかし、過払い金請求をしても借金がなくならない業者に対して過払い金請求をしてしまうと債務整理扱いになるため、ブラックリストに載り、ローンを組むことがむずかしくなります。

ただし、中古車の購入であれば、中古車販売店独自の「自社ローン」を活用することでローンを組んで車を購入することができます。

自社ローンは信用情報機関に情報を取り寄せることはなく、中古車販売店が独自に顧客の審査をおこなうため、債務整理中でブラックリストに載っていてもローンを組んで車を買える場合があります。

過払い金請求するとローン組めないと調べる人によくある質問

過払い金請求をした後でもクレジットカードは作れますか？

過払い金請求を行った後でもクレジットカードを作ることは可能です。しかし、過払い金請求を行った貸金業者からクレジットカードを作るのは難しくなる可能性があります。そのため、他の金融機関からクレジットカードを作ることを検討すると良いでしょう。

過払い金請求をした後でも住宅ローンは組めますか？

過払い金請求を行った後でも住宅ローンを組むことは可能です。ただし、過払い金請求を行った貸金業者から住宅ローンを組むのは難しくなる可能性があります。そのため、他の金融機関から住宅ローンを組むことを検討すると良いでしょう。

過払い金請求をした後でも車のローンは組めますか？

過払い金請求を行った後でも車のローンを組むことは可能です。しかし、過払い金請求を行った貸金業者から車のローンを組むのは難しくなる可能性があります。そのため、他の金融機関から車のローンを組むことを検討すると良いでしょう。

過払い金の相談におすすめの法律事務所

司法書士法人杉山事務所

司法書士法人杉山事務所は、ビジネスメディアである週刊ダイヤモンド誌で消費者金融が恐れる司法書士で日本一に選出されたことのある事務所です。

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