過払い金請求をしてもブラックリストに載らない方法
過払い金請求をするとブラックリストに載るって本当?
ブラックリストに載らない方法は?
過払い金請求をしてブラックリストに載る人は、残っている借金よりも過払い金が少ない時に過払い金請求をした人です。すでに返済が終わっている人が過払い金請求をするときはブラックリストには載りません。
この記事では過払い金請求をするときにブラックリストに載ってしまう人、載らないで過払い金請求をする方法、ブラックリストに載ったとしても過払い金請求をした方が良い人について紹介しています。これから過払い金請求をしようか迷っている人は参考にご覧ください。
そもそもブラックリストって?
信用情報機関のリストに「事故(異動)情報」として登録されること
「ブラックリストにのる」というのは、クレジットカードの支払いやローンの返済などが、ある一定期間滞ったとき、その延滞情報が、信用情報機関の氏名、生年月日、電話番号といった個人情報といっしょに「事故(異動)情報」として登録されることをいいます。
「事故(異動)情報」は、返済能力に問題ありとみなされるネガティブな情報であるため、「ネガティブ情報」、「信用情報に傷がつく」、「ブラックリスト」といったりもします。
ブラックリストに載る理由
ブラックリストに載る主な理由は、信用情報機関に「事故(異動)情報」の存在が確認されたときです。例えば、クレジットカードや消費者金融の支払いを一定期間延滞した場合や、裁判所から自己破産を言い渡されたときなどです。
また、民事再生・自己破産・任意整理・特定調停・個人再生といった、法的な手続きを行って自身で借金の整理(債務整理)をした場合もブラックリストに掲載されてしまいます。
ただし、法律改正により改正前に払いすぎた利息を取り戻すことができる「過払い金請求」だけは借金の整理とはみなされず、ブラックリストに掲載されません。【条件】を満たせば、ブラックリストに載ることなく、過払い金請求をおこなうことができます。
自分がブラックリストに載っているかたしかめる方法
自分がブラックリストに現在載っているか、または削除されたかが気になる方は、信用情報機関から登録情報を開示してもらうことができます。日本には、以下の3つの信用情報機関がありますので、個人信用情報記録を確認してみましょう。
- 指定信用情報機関 株式会社日本信用情報機構(JICC)
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 全国銀行協会(全国銀行個人信用情報センター)
ブラックリストに載るとどうなる?デメリット
ブラックリストに載るとできなくなること
ブラックリストに載ってしまうと、すべての信用情報機関において情報は共有されてしまいます。クレジットカード支払いが延滞したためにCICのブラックリストに載ると、JICCでもその事故情報は共有されてしまい、消費者金融での借り入れもできなくなってしまいます。
ブラックリストに載るとできなくなること
- クレジットカードの利用ができなくなる
- クレジットカード申し込みの審査に落ちる
- ローンやキャッシングが組めない
- 携帯電話・スマートフォンの分割払いができない
- 賃貸住宅入居ができない場合がある(保証人になれない)
- ETCカードが使えなくなる
ブラックリストに載っていてもできること
ブラックリストに載ると、クレジットカードは利用できなくなりますが、代わりに家族カードやデビッドカードは利用できます。また、勤務先にバレたり、就職が不利になったり、選挙権を奪われるといった影響もありません。ブラックリストに載ることにデメリットはありますが、生きていく上で何もできなくなる訳ではないため、過度に落胆する必要はありません。
ブラックリストに載っていてもできること
- 家族カードの利用
- 事前入金制カード(デビットカード、ETCパーソナルカードなど)の利用
- 生命保険など保険への加入
- 携帯電話・スマートフォンの一括購入
- 選挙へ行くこと
- 就職・転職
ブラックリストの登録期間はどのくらい?
ブラックリストは一度載ったらずっと消えないわけではなく5年程度で削除されます。また、ブラックリストに載ったとしても5年程度経った後であれば新規にクレジットカードをつくることやローンを組むことが可能です。自己破産、債務整理をすると5年~10年程ブラックリストに残ります。
ブラックリストを早く消す方法はある?
一刻も早くブラックリストを消したいと思う人もいることでしょう。しかし、ブラックリストを早く削除する方法は存在しません。今後は新たな事故情報の登録がされないように、計画的な金融計画を立てて過ごし、時間がたつのを待ちましょう。
過払金請求でブラックリストに載らない方法
債務整理(民事再生・自己破産・任意整理・特定調停・個人再生)をおこなった場合は、必ずブラックリストに掲載されてしまいます。「過払い金請求」は、借金の整理につながるものの、必ずしもブラックリストに載ってしまうということはありません。
ブラックリストに掲載されることなく、安心して過払い金請求ができるか詳しく説明します。
借金完済後に過払い金請求をする
借金完済後の過払い金請求はデメリットがほとんどない
一番デメリットがないのが、借金完済後に過払い金請求をする方法です。
完済してしまったら過払い金請求はできなくなってしまうと思われる方もいらっしゃるようですが、そんなことはなく、完済した借り入れにも過払い金はちゃんと発生します。
ただし注意しなければならないのは、過払い金は、すべての借り入れに発生するわけではなく、過払い金の有無は、借り入れの時期やお金を借りた貸金業者によって条件が変わります。
2010年よりも前に借り入れしていた場合、過払い金がある可能性がある
貸金業者が利息を定めるときに関わる法律が2つあります。それは、「利息制限法」と「出資法」です。
2006年に利息制限法の改正により現在の金利上限と同じ20%になりましたが、出資法は2010年まで上限金利が29.2%でした。そのため、クレジットカード会社のキャッシングや一部貸金業者においては出資法に基づいた29.2%以内で利息が設定されていることが多かったのです。2010年よりも前に借り入れをしている人は20%以上の金利でお金を借りている可能性が高く、過払い金が発生している可能性があります。
金利20%超えで5年以上の返済をおこなっていた場合、過払い金が発生している可能性が非常に高いです。
借り入れした貸金業者が過払い金に対応するかは調べてみないとわからない
貸金業者によっては「利息制限法」の上限金利内で利息を設定していたところもあります。また、2010年の法改正前の2007年頃から利息を変更している貸金業者もあるため、すべての貸金業者で同じように過払い金請求ができるわけではありません。
過払い金請求できる主な貸金業者は、アコム、プロミス、アイフル、レイクなどの消費者金融、CFJ、クレディセゾン、ニコス、セディナ、イオンクレジットサービス、丸井、エポス、オリコ、ジャックス、三井住友VISAカードといった信販会社です。
どのくらいの金利を設定していたか、またいつ頃金利を変更したかは、各貸金業者ごとに異なるため、専門家に依頼して調査してもらった方が良いでしょう。
立て替え金は金利が低いため、過払い金は発生しない
信用金庫・労働金庫・自動車ローン・住宅ローン、奨学金、クレジットカードをショッピングで使用したときに会社が契約者の代わりになって支払う「立て替え金」は金利が低いため過払い金は発生しません。
完済後に過払い金を放置しないこと
完済後の過払い金請求のデメリットはほとんどないとお伝えしましたが、気を付けなくてはならないポイントがあります。それは、完済後に過払い金を放置しておくと、時効になったり貸金業者が倒産して過払い金請求できなくなる可能性があることです。
過払い金の請求の時効は、最後に取引した日から10年間です。
完済した借り入れの場合は、完済した日が、最後に取引した日となります。このページを閲覧している方で、完済した借り入れがもうすでにある場合、過払い金があるかどうかいますぐに確認すべきです。
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さらに5分ほどで過払い金があるか、ないかを判断することができるので今すぐ自分に過払い金があるか知りたい人はこちらをチェックしてください。
過払い金請求をする唯一のデメリット
完済後の過払い金請求には、払いすぎた金利を取り戻せるという最大のメリットがあります。しかし、デメリットがひとつだけ存在します。それは、一度過払い金請求を行った貸金業者に対しての借り入れがその後できなくなる可能性があるということです。
過払い金請求をした貸金業者や合併先のカードは解約扱いとなり、カードの再発行の審査が通りづらくなることがあります。また、手続きした貸金業者のみならず合併先の貸金業者からの借り入れもむずかしくなるケースも存在します。
ただし、過払い金請求をした貸金業者以外であれば、新たな借り入れや、カード作成も可能なので、そのあたりも含めて検討するのがよいでしょう。
また、貸金業者によっては、引き続きクレジットカードの作成や借り入れができる可能性もあるので、専門家に相談してみるとよいでしょう。
今すぐ過払い金の有無を確認しよう
各事務所では、過払い金があるのか、あればいくらなのかを無料で調べることができたりします。過払い金が無くても費用はかからないことが多いので、まずは気軽に専門家に無料相談を依頼すると良いでしょう。
また、貸金業者に借り入れを完済した日がいつなのか明確にわかる方はほとんどいません。複数の貸金業者と取引していて「どこの貸金業者」を「いつ完済したか」覚えていない場合であっても過払い金があるか調べることができます。
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過払い金請求は完済前でも手続きすることが可能
返済中でも過払い金で借金がなくなればブラックリストに載らない
過払い金請求は完済前でも手続きすることが可能です。完済前の場合、請求した過払い金で返済中の借り入れ金を差し引き、0円よりも多かった過払い金は手元に戻ります。この場合はブラックリストにも載ることなく、過払い金を取り戻すことができます。
過払い金請求でブラックリストに載ってしまうとき
過払い金よりも借金が多い場合はブラックリストに載ってしまう
借り入れ金から過払い金を差し引いても0円にならず、プラスになって借金として残ってしまうような場合は、貸金業者と借り入れの減額を交渉する「任意整理」の状態となってしまうため、ブラックリストに載る対象となってしまいます。
引き直し計算をして借金が残るかシミュレーションを依頼しよう
過払い金の引き直し計算をすれば、いつ過払い金の請求をすることが最善なのかの判断をすることができます。
完済前に過払い金請求する場合、過払い金で残った借り入れを0円にできるタイミング(借金をゼロにできるタイミング)で過払い金請求するのが一番いい答えです。
自分で貸金業者から取引履歴を取り寄せて、引き直し計算をするという方法もありますが、引き直し計算を間違えると正確な過払い金がわからず、過払い金を過少に計算して請求して損をしたり、逆にブラックリストにのってしまうなど、大惨事につながりかねません。できれば信頼できる専門家に依頼するようにしましょう。
過払い金の相談におすすめの法律事務所
司法書士法人杉山事務所
司法書士法人杉山事務所は、ビジネスメディアである週刊ダイヤモンド誌で消費者金融が恐れる司法書士で日本一に選出されたことのある事務所です。
毎月の過払金請求の相談や依頼は3,000件以上あり、過払金の回収金額は5億円を超える実績を持っています。消費者金融やクレジットカード会社、事業者金融のお金に関する問題を多く解決してきているので安心して依頼することができます。
事務所 | 対応エリア都道府県(出張先含) |
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大阪事務所 (主たる事務所) | 大阪府、和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府 |
東京事務所 | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県 |
名古屋事務所 | 愛知県、静岡県、長野県、岐阜県、滋賀県、三重県 |
福岡事務所 | 福岡県、熊本県、大分県、佐賀県、山口県 |
広島事務所 | 広島県、島根県、愛媛県 |
仙台事務所 | 宮城県、福島県、山形県、秋田県、岩手県 |
岡山事務所 | 岡山県、鳥取県、香川県、徳島県 |
札幌事務所 | 北海道 |
司法書士法人みどり法務事務所
司法書士法人みどり法務事務所の返還実績は累計90億円以上と非常に優れた実績を持っている事務所です。年間で6000件以上(月間500件以上)の相談実績があります。消費者金融やクレジットカード会社、事業者金融のお金に関する問題を多く解決してきているので安心して依頼することができます。
対応エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県、北海道、熊本県、福岡県、大分県、宮崎県、鹿児島県、佐賀県、愛知県、静岡県、長野県、岐阜県、滋賀県、三重県、高知県、愛媛県、香川県、徳島県 |
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アヴァンス法務事務所
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